ionwat’s blog

本・映画の感想や感じたこと、残したいことなどを書いていくブログ

就活とペルソナ

就活をしている。

第一志望の企業にお祈りされた。

 

今までの準備と、私自身とを否定された感覚が強く残る。

 

就活をしていて「自己分析をして自分はどのような人間なのかはっきりさせる」、「素直な自分で面接に挑む」などという文言をよく聞く。

 

それはつまり生身の自分自身を曝け出しているということであり、選考で落ちることは自分を否定していることになるのではないかと考えてしまう。

 

なぜこんなにもショックを感じるのか。私は、人間が日常的にペルソナを被っていることが関係していると考える。ペルソナは自身の内面を守るためのものであり、これがあるからこそ自分のことを守ることができるのだ。

 

しかし、上述のとおり、就活生は「私はどんな人間なのか」ということを徹底的に分析し(分析させられ)、ペルソナのさらに深くを探る。

 

結果、普段晒されない内なる自分といったものを表現し、その結果がお祈りだと、真の自分が否定されたように感じるのだ。

 

もちろん、企業も学生のことを知りたいと思うためにこのように促すのは理解できる。

 

だが、ある程度のペルソナは必要なのかとも感じた。

 

 

本当につらい。だがやるしかない。

 

機械的に。内定が出るまでとにかく。

 

精神がぼろぼろになっていく。

 

闇の中でライトを持たず歩く。

環境の大切さと課題

私の座右の銘(?)に「努力は環境」というものがあります。

つまり、努力をするためには、“努力できる環境を整える能力”が必要であるということです。

 

このような考えを形成したのは、高校の先生の言葉と、『かぐや様は告らせたい』(赤坂アカ)の影響が大きいです。

 

まず、高校の先生ですが、授業中にこんなことを言いました。

「あなたたちがA高校(地域でトップレベルに偏差値の高い高校)に行ったら、勉強についていけると思いますか?」

 

私は、「そんなことは無理だ。」と思いましたが、先生は続けます。

「ついていける。環境が違うから。周りが休み時間にも勉強しているような環境に置かれれば、自ずと勉強するようになる。」と。

 

いやいや、一度学べばある程度理解することのできる頭脳を持った人がA高校に進学するのだから、休み時間に勉強しているような状況はないんじゃないか、とも思いましたが、自分の置かれる(自分を置く)環境の大切さについて意識するようになったのはこのときだと今になって思います。

 

 

そして、「かぐや様は告らせたい」ですが、第198話「四宮かぐやの無理難題「燕の子安貝」編⑥」(単行本20巻)でのシーンです。

 

四宮かぐやが石上優の定期試験の成績を上げさせようと奔走する話なのですが、こんなセリフがあります。(すべてかぐやのセリフ)

 

「モチベーションコントロールの重要さを軽視しては駄目」

「ドラマティックな展開になれば人は変わるなんてそんな根性論を私は一切認めていないわ」

「自分の感情を信頼するのはやめなさい」

「人の行動をコントロールするのはいつだって環境」

「自分の目標を達成出来る環境を自ら設置する能力こそが何より重要」

 

これを読んだことが決定打となり、「努力は環境」という思想が私の中に強く根付きました。

(アカ先生の考えはかなり好きで、他作品でも共感できることが数多くあります。『推しの子』や『恋愛代行』をぜひ読んでみてください!)

 

 

・では、どのような環境を設定するのか。

自身の努力できる環境は人それぞれだと思いますが、私の場合は、

①比較的静かであること

②ある程度人目があること(監視されているような環境をつくりたい)

③作業以外にすることが無いこと

の3つが特に重要です。

 

これを満たすためによく(というかほとんど)利用しているのは、図書館です。

大学の図書館は比較的遅くまで開館しているので最高だと感じます。

 

 

・なにが問題か

それは、作業するにあたりPCが必須になっていること、そして、図書館にはWi-Fiが飛んでいること、です。

資格取得にもオンラインの学習サービスを利用するようになったので、ネット環境が必須です。

 

これがなぜ問題か。私が努力できる環境の③「作業以外にすることがないこと」が満たされない状態となってしまうのです。

 

PCでブラウザを開いて学習する、ふと気になること(勉強に関係ないこと、趣味のこととか)を検索する、そのままネットサーフィンしてしまう、といった感じですね。

 

こんな感じで脱線を繰り返してしまうことが多々あります。

 

 

・思うこと

現代社会は誘惑が多すぎる」これに尽きます。

 

社会が便利で豊かになる反面、自身を高めていくには自分を律する強い意志が必要になると最近はかなり思うようになりました。

 

精神論になってしまって元も子もないですが、結局はここに行きつくのかなと感じます。

 

では、自分を律するにはどうすればよいのか。これはまだわかりません。今後生活していくなかで身につけることができるのか、それとも「自分を律することが必要になる」と強く思うことでできるようになるのか。いずれにしろ何かを掴めるように日々を過ごしたいですね。

 

 

・まとめ

「努力は環境」これは絶対。努力できる環境を整える能力こそ重要。

しかし、現代社会は便利になる反面、環境を整えることが難しくなっている。

結局は、自分を律する強い意志が必要になる。常日頃から意識的に行動することが求められる。

 

以上です。何とも言えないまとめになりましたが、今後も考え続けていきたいと思います。

ブログをHTMLで書いてみた

ブログをHTMLで書いてみた

なぜ始めたのか

それは、現在就活中でIT業界に興味があるものの、就職後にプログラミングが苦に思わないか心配になったので、「じゃあやってみるか」と思い立ったからです。

あと、就活の際にいじってみたことがあると言いたかったのもあります(笑)

でも、実際にいじってみるのは大切だし、自分に適性があるか確認できるのは良いですよね。

実際、こうやって書いているのは苦ではないし、むしろ新しいことを学ぶのは楽しいので問題ないと感じています。

社会人になってからも、JavaScriptPHP、HTMLなどを習得したいと考えています(業務に用いない言語も積極的に学習したい!)

とりあえず、JavaScriptと、ブログを書くためのHTMLを勉強していこうと思います。

ちなみに、使用しているサービスは、「Progate」と「CODEPREP」です。

それではこのあたりで失礼します。

今日までに学んだこと(HTML)

見出し(hで囲むこと)と段落(pで囲むこと)

見出しは6段階あること

コメントの隠し方(!を用いること)

辻村深月『傲慢と善良』を読んで。

こんにちは、ionwat です。

 

 

先日、辻村深月『傲慢と善良』(文庫版)を読了しました。

 

今年読んできた小説で個人的ベストだと思ったので、感想や考えたことを書き残そうという考えです!

 

※ネタバレを望まない方はブラウザバックをおすすめします。

 

 

 

 

 

 

この小説の何が良かったのか。
それは、現代の社会に蔓延る生きづらさのようなものを緻密にとらえていたことです。

 

 

例えば、自分の価値観やものの見方で他人と向き合ったり、誰かが決めた見えないレールの上を歩いているような感覚がしたりする。このような事柄が、「傲慢」「善良」という、キーワードから表現されているところがすごいと感じました。

 

物語に登場する小野里は、「傲慢は、個々人が自分の価値観に重きを置きすぎていること。善良は、親の言いつけを守り、誰かに決めてもらうことが多すぎて、”自分がない”となってしまっていること。」というように言っています(p.135)。

 

ここで「誰かに決めてもらうことが多すぎる」ということは、誰かが決めた見えないレールの上を歩いている、ということに置き換えることが可能だと思います。

 

特にはっとさせられたのは、p.283で、架が「この世の中に、「自分の意思」がある人間が果たしてどれだけいるだろう。」と言ったところです。

 

では、「自分の意思」を持つことは簡単なのかというと、そうではなくて、なかなか難しいことだなとも同時に思いました。

 

 

これらをまとめて考えると、私たちは、無意識的に傲慢さと善良さを持っていて、それに気がつけているかどうかが、日々を生きていくなかで、あるいは、相手と向き合うなかで、大切になるなと、そう考えます。

 

 

 

また、この小説は2部構成となっており、第1部では架が、第2部では真実が、それぞれ行動する中で、自分の至らなさだったり、相手への向き合い方だったりを、少しずつ変化させる描写がされていますが、両者がそれぞれ離れたところで、各々変化する(お互い相手のことを考えているわけですが。)という構成が私にとっては新鮮でした。

 

 

 

最後に、1つだけ気になった点があります。それは、表紙の女性は真実なのか、という疑問です。

 

物語のなかで、真実は、「うりざね顔で、一重瞼の和風な顔立ち」(p.41)と書かれていますが、表紙の女性は二重瞼です。

 

気になったので、単行本の表紙を確認すると、こちらの女性は一重瞼のように見えます。(amazonの商品ページの画像で確認しており、現物を見ていないため、確信は持てませんが。)

 

何か意味があるのかないのか、野暮な疑問かもしれませんが個人的にかなり気になってしまいました。

 

 

 

以上、辻村深月『傲慢と善良』を読んで感じたこと、考えたことでした!

 

 

オススメボールペン 「JETSTREAM PRIME」

こんにちは、ionwat(イオンワット)です。

 

皆さんはボールペンを使っているでしょうか?

私は高校生の頃からボールペンのみで勉強をしていました。

 

そんな私がオススメするボールペン「JETSTREAM PRIME ノック式シングル」について紹介していきます!

 



JETSTREAM PRIMEとは

JETSTREAM PRIMEはuni(三菱鉛筆)から発売されている、高級志向のボールペンです。

出所:三菱鉛筆HP

 

ラインナップは、ボール径0.7mmで、ブラック、ネイビー、シルバーの3種類。ボール径0.5mmで、ライトピンクの1種類。

 

参考価格は税込みで2,420円(2023年11月現在)。

 

ボールペンとしては値段が高いですが、それだけの価値はあると思っています!

これからその理由を紹介します!

 

オススメの理由1:書きやすさ

まず何といっても書きやすさがあります。

 

インクは通常のジェットストリームと同じ、「超・低摩擦ジェットストリームインク」を使用しています。従来の油性ボールペンと比較し、摩擦係数が最大50%軽減されているほか、くっきりと濃い描線を書ける、速乾性に優れるといった強みがあります。

 

 

また、ボールペン軸の先端は真鍮、後軸はステンレス製なのでペン先側に適度な重量があり、安定した筆記感を体感できます。

 

実際に使用していてもなめらかな書き心地が気持ちいいです!

 

オススメの理由2:洗練された見た目、操作感

高級志向のボールペンですので、見た目や操作感にもこだわりがあります。

 

 

軸には高品質な塗装仕上げが施されており、なめらかさを表現する凹凸のない、洗練されたシルエットの軸形状です。

 

私はブラックを愛用していますが、軸はマット仕上げとなっており、非常に美しいです!

 

 

また、高価格帯のボールペンはペン軸を回転させて芯を出す(=回転式)が多いですが、こちらはノック式を採用しているため、両手操作が必要なく、利便性が高いことも特徴です。

 

 

オススメの理由3:ランニングコストの安さ

続いて、ランニングコストの安さについて述べたいと思います。

 

高価格帯製品では、大多数の製品で「パーカータイプ」や「ヨーロッパタイプ」といったリフィルが使用されています。

 

一方、ジェットストリームプライムノック式シングルでは、ジェットストリームスタンダードと同様のリフィルである、「SXR-38」「SXR-5」「SXR-7」「SXR-10」を使用します。

 

出所:三菱鉛筆HP

 

「パーカータイプ」と比較すると安価であるので(参考価格:税込み110円)、ランニングコストを安く抑えることができますし、入手性も高いです。

 

 

実は、ジェットストリームプライムには、回転繰り出し式シングルもあります。しかし、ノック式を愛用しているのは、繰り出し式シングルでは「パーカータイプ」のリフィルを採用しているからです。

 

出所:三菱鉛筆HP

 

繰り出し式シングルのリフィルは参考価格が税込み660円なので、6倍の価格となっています。

 

長期間愛用することを考えると、ランニングコストが安いということも大きな利点となるのではないでしょうか!

 

 

謎の宝石について

最後に、クリップ根元についている謎の宝石についてお話します。

 

ジェットストリームプライムノック式シングルには、クリップの根本に謎の宝石がついていて、これがダサいというレビューがかなりあります。

 

私も宝石はいらないと考えていたため、購入後どのように処理しようかと悩みました。

 

結論としては、宝石をカッターで切り落とし、断面を黒マジックで塗りつぶすことでかなりきれいになりました!……が、カッターを用いるため、怪我やボールペン本体を傷つけるといったことも予想されます。なので、これをやるかどうかは自己判断でお願いします。

クリップ根元の宝石を取った状態

 

おわりに

いかがだったでしょうか。

私が愛用しているジェットストリームプライムノック式シングルの魅力が、皆さまに少しでも伝わったなら幸いです!

 

ご覧いただきありがとうございました!

 

 

 

www.mpuni.co.jp