ionwat’s blog

本・映画の感想や感じたこと、残したいことなどを書いていくブログ

吸う

 久しぶりの飲み会だった。飲み会が久しぶりということではなくて、このメンバーで集まるのが久しぶりだった。就活という大学生活の集大成のイベントがあるのでなかなか集まれないという建前をつくり、なんとなく皆が本心では避けているのではないか、とも思ったのだが、全員が出席した。

 初めて集まったときには、皆どこか遠慮していて、よそよそしい会だった。けれど今回はみんなが互いに心をひらき、おもいおもいに語らっているように感じた。お酒がはいって気が大きくなっているという人もいただろうが、普段は静かでおとなしいと感じる人が意外にも多弁であるという発見。普段あまり話さない人とも気を置かず話した。

 私は、正直に言うとある一人を除いて、真剣に会話をしなかった。その一人である彼女は私が素敵な人だと、応援したい人だと、そう思った人だった。彼女との会話は、その一つひとつ、一文字一文字が選択の連続で、その選択でただただ最善の答えを繰り出せるように、アルコールに溺れた脳を必死に回転させる。

 だが、そんな彼女は、私に対して特段な感情を抱いていないことが透けていた。サシ呑みに誘い、同じ授業を取ろうと提案し、就活においての相談やアドバイスなど、様々な接点をつくってきたと考えていたが、それは甘かったようだ。彼女は交友関係が極めて広い。サークル、バイト、その他、どこで知り合ったのか知る由もないが、一緒に歩いていれば、仲の良い人に遭遇し、私は蚊帳の外である。連絡も、事務的なものか、彼女にとってなくてはならない情報、それは授業を欠席したので授業ノートを送ってほしい、といったことに限られた。

 これらの積み重ねによって、私は彼女にとって、都合の良い情報提供者で、それ以外に関りを持つに足らない人。そんな気持ちが、ここ一カ月で急速に芽生えてきた。それとなく感じていた感情は、これだったのだと気が付いたとき、自身の価値が急速に下落していくのを感じた。

 したがって、脳みそをスーパーコンピューターのごとくフル回転させながら言葉を紡ぐ傍らで、諦念に苛まれた私が、なんどもよぎっていた。

 いたたまれなくなって、煙草を吸いに外に出る。惰性で吸っている煙草も、こんな感情を煙とともにうやむやにしたいだけだと気がついている。

 吸って、吐き出す、息、煙。

 灰を落とそうとしたとき、指が縺れて吸いかけの煙草を落とす。そんなことすら自分の価値を表していると考える思考回路は、ただのポンコツコンピューターだった。

 

 そんなことを考えながら飲んでいたためか、アルコールの受容量を超えていることに気がつかなかった。ヤニとアルコールで眩む頭に、憂鬱とした感情が見事に調和した結果だろう。

 お店を出ると、二軒目に行く人を募っていた。私を含め三分の二程度の人が二次会に行くようだった。その中に、彼女はいなかった。私はそうだろうなと納得した。もしかしたら納得させたのかもしれない。けれども、彼女が行かないと言うならば、そこまでの話だ。今日の飲み会で、彼女のことをよいと感じた人も多かったようだ。数人が熱烈に誘いをかけていた。それを横目に私は後方腕組彼氏面を演じた。

 「もう帰りな~。」

 冗談っぽく放った一言で、周りは笑っていたが、冗談でもなんでもなく、彼女をこの場から遠ざけたかった。深く考えることのできないからか、こんなにもわかりやすい言葉を発してしまったことに心底失望する。

 

 タガが外れてしまった私は、二次会でも抑えることなくアルコールを吸収した。安っぽい下ネタに、いじり合いの応報。そんな典型的な飲みの席で、愛想笑いをして、時にはツッコミを入れたりしながら、空気に身を潜めていた。靄がかかる頭で、精一杯、身を潜めた。

 

 二次会も終わり、お開きになった。先生が言っていた、

 「飲んだ量と同じ量の水を飲めば、二日酔いにならない。」

 というアドバイスをそのまま実践しようと、コンビニに寄る。結局買ったのはポカリスエットだったけれど。それを胃に流しながら、彼女のことを、また、考える。彼女の就活のことを自分のことのように考え、一番にサポートしてきた。今日の飲み会で希望する企業から内定をもらえたことを教えてくれた。私は素直に、おめでとう、本当によかった、などと言ったが、心の内では、LINEですぐに教えてくれなかったのだと考える。彼氏でもない自分がおこがましいと、もう一人の私が自制する。もう、逃れたい。

 

 帰宅すると、安心したのか一気に気分が悪くなる。胃が、腸が、うごめいている。さすがに飲みすぎてしまったと後悔した。検索すると、吐くために水をたくさん飲むことがよいとしている記事を見つけた。ポカリスエットを飲んだことは逆効果だったと、またしても悔やむ。

 我慢しきれなくて、トイレに駆け込む。身体が反芻し、まだ半分消化しきれていない料理を押し上げた。胃液と共に逆流する。胃酸でのどが痛い。何度も、何度も、身体は吐き出そうとする。さっきまで抑え込んでいた感情を垂れ流すように、胃の中身を吐き出す。

 

 何度目かの嘔吐で、もう水しか吐けなくなったとき、私は毒を自ら吸っていたのだと思った。

 彼女に自ら近づき、積極的に接点を増やそうとしていた行動は、私を苦しめる毒を、自ら吸いにいっていたのと同義だった。それは、身体に障るとわかっているアルコールを多量に摂取し、身体に悪いとわかっている煙草を惰性で吸い続けていることと、まったく同じであった。アルコールやニコチンによってなかなかやめられないということと、彼女からなかなか逃れられない私という状態も同じで、できすぎていると、笑えるほどだった。

 

 なぜ、私は水中で息を吸おうとするのだろう。アルコールで侵された脳みそが、ぐるぐるまわる。シャワーは明日にしよう。今はただ、このまわる脳みそを、世界を、なおさなければ。ベッドに身体を沈める。深い海溝に潜り込むように。この海でも私は、息を吸おうとするのだろうか。この頭ではそんなことを考えられない。何度も、何度も、何度も、同じ道を通っては戻り、通っては戻り。同じ回路を辿り、辿り、辿り、辿り、辿り、辿り、辿り。沈み、沈み、沈み、沈み、沈み、沈み、沈み、沈む。

 息を、煙を、アルコールを、吸って、吸って、吸って、吸って、吸って、吸って、吸って、吸って、吸って、吸って、吸って、吸って、吸って、吸って、吸って、吸って、吸って吸って吸って吸って吸って吸って吸って吸って吸ってすってすってすってすってすッてスってすっテスッテスッテすって吸ってinhalesmokeinhalerinhalar빨다吸入……。

 

youtu.be

 

就活を終えて。

7月31日。面接を受けていた最後の企業からのお祈りメールを受信し、私の就職活動は終了となりました(終わらせたといったほうが正しいかもしれないけれど)。

 

ほとんど何も準備していない2月から7月の終わりまで、約6か月、半年も就活をしていたことになりますが、終わってみればあっという間でした。

 

3月下旬に当時の第一志望であった企業に落ち、お気持ち表明のブログを書いてから就活を続けるなかで、いろいろと思うところがあったり、考えの変化などがあったので、それを書いていこうと思います。

 

 

①お気持ち表明のブログから変わったこと・考え

当時のブログを要約すると、「人は常にペルソナを被っていて、それにより自身の内面を守っているが、就活では自己分析等で生身の自分自身を曝け出すことを半ば強要されている。」という内容でした。

 

当時はかなりショックで、お祈りされた=否定されたという気持ちをつらつら綴っているのですが、このような考えはすぐに変わりました。

 

というのも、自分自身について、とりわけペルソナの内側まで出す必要はないと考えたからです。

 

企業側は面接を行うことで、学生の性格や意欲、業界・企業理解などを確認し、それが企業の理念や業務とマッチするか、入社後に活躍してくれそうか、ということを見ています。

 

つまり、企業に、この学生が欲しい、この学生と一緒に働きたい、と思ってもらうことができれば、自ずと内定が出るのです。

 

したがって、企業が欲しいと思われるような自分の内面について語ることが重要なのです。

 

ここで、重要なことは、企業は私を否定しているわけではなく、マッチしないから採用を見送る、ということです。

確かに、マッチしないから採用を見送る=入社拒否のような考え方もできますが、そうではありません。ほかに活躍できる場があるよ、ということを企業は言っているのです。

 

それは面接の目的を考えればわかります。面接は、学生を落とすものではなく、採用するために行うのです。

 

このような考えが就活を進めるうえで重要だと思います。もちろん精神衛生のことを考えてもそういえます。

 

そして、企業・業界研究や自己分析は、業界・企業と自分がマッチする理由を語るときに、説得力をつけるために必要なのです。ここでも目的を間違えてはいけません。企業に自分自身を曝け出す、のではなく、説得力のある話をするために行うのです。

 

冗長な文章になってしまいましたが、以上のように考えが変わりました。このように考えるようになってから企業のことをよく調べるようになり、私のどの部分がマッチするのか、マッチしないのかを見極めることができていたと思います。それは、自分の将来について真剣に考えることでもあります。

 

 

②その他重要だと考えたこと

そのほかに重要だと考えたことを2点書きます。

 

まず1つ目は、経験です。

つまり、たくさん面接を経験するということです。

 

これは、当たり前なことですが、たくさん経験をして慣れることが重要です。

理由として緊張しなくなるということもそうですが、1番は、企業が求めていること、質問の意図がわかるようになってきます。

 

どんなに企業とマッチしていても、会話のキャッチボールができない人を採用する企業は少ないでしょう。会話のキャッチボールは仕事をするうえでも、日常の生活でも非常に重要です。

面接は日常とは異なりますから、相手の意図を推測することに慣れが必要です。企業が何を聞きたいのか、という質問の意図を推測できるようになる=経験を重ね、慣れる、ということが重要だと考えます。

 

ではどこで経験を積むのか、ですが、私はいろいろな企業の面接を受ける中で自然とこの力がついたので、アドバイスできることがありません。

大学等のキャリアセンターなどで模擬面接をやってもいいですし、友人や親を相手にするでもいいと思います。ただし、企業の質問の意図を推測するという力をつけるなら、キャリアセンターなど専門的なところでやるのがいいと思います(私は利用したことがないので憶測の域をでませんが)。

 

 

そして2つ目は、情熱です。

 

これは抽象的なことになってしまうのですが、いかに情熱をもって話すことができるかも重要だと思います。

 

自分は何がしたいのかを熱く語る。

 

これだけです。説得力が2倍になる気がします。

 

 

③まとめ

これまで就活で考えたことを書いてきました。

とても冗長で読みづらい文章になってしまいましたが、何かの参考になればいいなと思います。

 

ここで私の就活の(数字での)足跡的なものを残しておきます。志望業界は金融業界です。

ES提出企業数:15社

ES通過企業数:11社

選考辞退企業数:5社

面接を受けてお祈りされた企業数:2社

内定企業数:4社

 

こんな感じでした。大手・大企業は5~6社だったので、ESで落とされることが比較的少なかったという印象です。

選考を受ける中で、「この企業は自分と合わないな」と思ったところは、こちらから選考を辞退しました。なので、ESが通過して、本当に入社したいと思った企業6社のうち4社から内定をいただけたと考えると、かなり順調に、そして納得のできる就活を進めることができたと思います。

 

また、就活を通して、自分のやりたいこと、人生設計みたいなものを深く考えることができたので、非常に良かったと思います。

人(友人や知り合い以外の人)と話すことの楽しさも感じることができて、大きな収穫でした。

 

以上です。就活に悩んでいる人がたくさんいると思いますが、自分がやりたいことを実現できるように、納得のいく就活をしてほしいと思います。

つらいこともありますが、自分を大切に、自分を信じてほしいです。

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

就活とペルソナ

就活をしている。

第一志望の企業にお祈りされた。

 

今までの準備と、私自身とを否定された感覚が強く残る。

 

就活をしていて「自己分析をして自分はどのような人間なのかはっきりさせる」、「素直な自分で面接に挑む」などという文言をよく聞く。

 

それはつまり生身の自分自身を曝け出しているということであり、選考で落ちることは自分を否定していることになるのではないかと考えてしまう。

 

なぜこんなにもショックを感じるのか。私は、人間が日常的にペルソナを被っていることが関係していると考える。ペルソナは自身の内面を守るためのものであり、これがあるからこそ自分のことを守ることができるのだ。

 

しかし、上述のとおり、就活生は「私はどんな人間なのか」ということを徹底的に分析し(分析させられ)、ペルソナのさらに深くを探る。

 

結果、普段晒されない内なる自分といったものを表現し、その結果がお祈りだと、真の自分が否定されたように感じるのだ。

 

もちろん、企業も学生のことを知りたいと思うためにこのように促すのは理解できる。

 

だが、ある程度のペルソナは必要なのかとも感じた。

 

 

本当につらい。だがやるしかない。

 

機械的に。内定が出るまでとにかく。

 

精神がぼろぼろになっていく。

 

闇の中でライトを持たず歩く。

環境の大切さと課題

私の座右の銘(?)に「努力は環境」というものがあります。

つまり、努力をするためには、“努力できる環境を整える能力”が必要であるということです。

 

このような考えを形成したのは、高校の先生の言葉と、『かぐや様は告らせたい』(赤坂アカ)の影響が大きいです。

 

まず、高校の先生ですが、授業中にこんなことを言いました。

「あなたたちがA高校(地域でトップレベルに偏差値の高い高校)に行ったら、勉強についていけると思いますか?」

 

私は、「そんなことは無理だ。」と思いましたが、先生は続けます。

「ついていける。環境が違うから。周りが休み時間にも勉強しているような環境に置かれれば、自ずと勉強するようになる。」と。

 

いやいや、一度学べばある程度理解することのできる頭脳を持った人がA高校に進学するのだから、休み時間に勉強しているような状況はないんじゃないか、とも思いましたが、自分の置かれる(自分を置く)環境の大切さについて意識するようになったのはこのときだと今になって思います。

 

 

そして、「かぐや様は告らせたい」ですが、第198話「四宮かぐやの無理難題「燕の子安貝」編⑥」(単行本20巻)でのシーンです。

 

四宮かぐやが石上優の定期試験の成績を上げさせようと奔走する話なのですが、こんなセリフがあります。(すべてかぐやのセリフ)

 

「モチベーションコントロールの重要さを軽視しては駄目」

「ドラマティックな展開になれば人は変わるなんてそんな根性論を私は一切認めていないわ」

「自分の感情を信頼するのはやめなさい」

「人の行動をコントロールするのはいつだって環境」

「自分の目標を達成出来る環境を自ら設置する能力こそが何より重要」

 

これを読んだことが決定打となり、「努力は環境」という思想が私の中に強く根付きました。

(アカ先生の考えはかなり好きで、他作品でも共感できることが数多くあります。『推しの子』や『恋愛代行』をぜひ読んでみてください!)

 

 

・では、どのような環境を設定するのか。

自身の努力できる環境は人それぞれだと思いますが、私の場合は、

①比較的静かであること

②ある程度人目があること(監視されているような環境をつくりたい)

③作業以外にすることが無いこと

の3つが特に重要です。

 

これを満たすためによく(というかほとんど)利用しているのは、図書館です。

大学の図書館は比較的遅くまで開館しているので最高だと感じます。

 

 

・なにが問題か

それは、作業するにあたりPCが必須になっていること、そして、図書館にはWi-Fiが飛んでいること、です。

資格取得にもオンラインの学習サービスを利用するようになったので、ネット環境が必須です。

 

これがなぜ問題か。私が努力できる環境の③「作業以外にすることがないこと」が満たされない状態となってしまうのです。

 

PCでブラウザを開いて学習する、ふと気になること(勉強に関係ないこと、趣味のこととか)を検索する、そのままネットサーフィンしてしまう、といった感じですね。

 

こんな感じで脱線を繰り返してしまうことが多々あります。

 

 

・思うこと

「現代社会は誘惑が多すぎる」これに尽きます。

 

社会が便利で豊かになる反面、自身を高めていくには自分を律する強い意志が必要になると最近はかなり思うようになりました。

 

精神論になってしまって元も子もないですが、結局はここに行きつくのかなと感じます。

 

では、自分を律するにはどうすればよいのか。これはまだわかりません。今後生活していくなかで身につけることができるのか、それとも「自分を律することが必要になる」と強く思うことでできるようになるのか。いずれにしろ何かを掴めるように日々を過ごしたいですね。

 

 

・まとめ

「努力は環境」これは絶対。努力できる環境を整える能力こそ重要。

しかし、現代社会は便利になる反面、環境を整えることが難しくなっている。

結局は、自分を律する強い意志が必要になる。常日頃から意識的に行動することが求められる。

 

以上です。何とも言えないまとめになりましたが、今後も考え続けていきたいと思います。

ブログをHTMLで書いてみた

ブログをHTMLで書いてみた

なぜ始めたのか

それは、現在就活中でIT業界に興味があるものの、就職後にプログラミングが苦に思わないか心配になったので、「じゃあやってみるか」と思い立ったからです。

あと、就活の際にいじってみたことがあると言いたかったのもあります(笑)

でも、実際にいじってみるのは大切だし、自分に適性があるか確認できるのは良いですよね。

実際、こうやって書いているのは苦ではないし、むしろ新しいことを学ぶのは楽しいので問題ないと感じています。

社会人になってからも、JavaScriptやPHP、HTMLなどを習得したいと考えています(業務に用いない言語も積極的に学習したい!)

とりあえず、JavaScriptと、ブログを書くためのHTMLを勉強していこうと思います。

ちなみに、使用しているサービスは、「Progate」と「CODEPREP」です。

それではこのあたりで失礼します。

今日までに学んだこと(HTML)

見出し(hで囲むこと)と段落(pで囲むこと)

見出しは6段階あること

コメントの隠し方(!を用いること)

辻村深月『傲慢と善良』を読んで。

こんにちは、ionwat です。

 

 

先日、辻村深月『傲慢と善良』(文庫版)を読了しました。

 

今年読んできた小説で個人的ベストだと思ったので、感想や考えたことを書き残そうという考えです!

 

※ネタバレを望まない方はブラウザバックをおすすめします。

 

 

 

 

 

 

この小説の何が良かったのか。
それは、現代の社会に蔓延る生きづらさのようなものを緻密にとらえていたことです。

 

 

例えば、自分の価値観やものの見方で他人と向き合ったり、誰かが決めた見えないレールの上を歩いているような感覚がしたりする。このような事柄が、「傲慢」「善良」という、キーワードから表現されているところがすごいと感じました。

 

物語に登場する小野里は、「傲慢は、個々人が自分の価値観に重きを置きすぎていること。善良は、親の言いつけを守り、誰かに決めてもらうことが多すぎて、”自分がない”となってしまっていること。」というように言っています(p.135)。

 

ここで「誰かに決めてもらうことが多すぎる」ということは、誰かが決めた見えないレールの上を歩いている、ということに置き換えることが可能だと思います。

 

特にはっとさせられたのは、p.283で、架が「この世の中に、「自分の意思」がある人間が果たしてどれだけいるだろう。」と言ったところです。

 

では、「自分の意思」を持つことは簡単なのかというと、そうではなくて、なかなか難しいことだなとも同時に思いました。

 

 

これらをまとめて考えると、私たちは、無意識的に傲慢さと善良さを持っていて、それに気がつけているかどうかが、日々を生きていくなかで、あるいは、相手と向き合うなかで、大切になるなと、そう考えます。

 

 

 

また、この小説は2部構成となっており、第1部では架が、第2部では真実が、それぞれ行動する中で、自分の至らなさだったり、相手への向き合い方だったりを、少しずつ変化させる描写がされていますが、両者がそれぞれ離れたところで、各々変化する(お互い相手のことを考えているわけですが。)という構成が私にとっては新鮮でした。

 

 

 

最後に、1つだけ気になった点があります。それは、表紙の女性は真実なのか、という疑問です。

 

物語のなかで、真実は、「うりざね顔で、一重瞼の和風な顔立ち」(p.41)と書かれていますが、表紙の女性は二重瞼です。

 

気になったので、単行本の表紙を確認すると、こちらの女性は一重瞼のように見えます。(amazonの商品ページの画像で確認しており、現物を見ていないため、確信は持てませんが。)

 

何か意味があるのかないのか、野暮な疑問かもしれませんが個人的にかなり気になってしまいました。

 

 

 

以上、辻村深月『傲慢と善良』を読んで感じたこと、考えたことでした!

 

 

オススメボールペン 「JETSTREAM PRIME」

こんにちは、ionwat(イオンワット)です。

 

皆さんはボールペンを使っているでしょうか?

私は高校生の頃からボールペンのみで勉強をしていました。

 

そんな私がオススメするボールペン「JETSTREAM PRIME ノック式シングル」について紹介していきます!

 



JETSTREAM PRIMEとは

JETSTREAM PRIMEはuni(三菱鉛筆)から発売されている、高級志向のボールペンです。

出所:三菱鉛筆HP

 

ラインナップは、ボール径0.7mmで、ブラック、ネイビー、シルバーの3種類。ボール径0.5mmで、ライトピンクの1種類。

 

参考価格は税込みで2,420円(2023年11月現在)。

 

ボールペンとしては値段が高いですが、それだけの価値はあると思っています!

これからその理由を紹介します!

 

オススメの理由1:書きやすさ

まず何といっても書きやすさがあります。

 

インクは通常のジェットストリームと同じ、「超・低摩擦ジェットストリームインク」を使用しています。従来の油性ボールペンと比較し、摩擦係数が最大50%軽減されているほか、くっきりと濃い描線を書ける、速乾性に優れるといった強みがあります。

 

 

また、ボールペン軸の先端は真鍮、後軸はステンレス製なのでペン先側に適度な重量があり、安定した筆記感を体感できます。

 

実際に使用していてもなめらかな書き心地が気持ちいいです!

 

オススメの理由2:洗練された見た目、操作感

高級志向のボールペンですので、見た目や操作感にもこだわりがあります。

 

 

軸には高品質な塗装仕上げが施されており、なめらかさを表現する凹凸のない、洗練されたシルエットの軸形状です。

 

私はブラックを愛用していますが、軸はマット仕上げとなっており、非常に美しいです!

 

 

また、高価格帯のボールペンはペン軸を回転させて芯を出す(=回転式)が多いですが、こちらはノック式を採用しているため、両手操作が必要なく、利便性が高いことも特徴です。

 

 

オススメの理由3:ランニングコストの安さ

続いて、ランニングコストの安さについて述べたいと思います。

 

高価格帯製品では、大多数の製品で「パーカータイプ」や「ヨーロッパタイプ」といったリフィルが使用されています。

 

一方、ジェットストリームプライムノック式シングルでは、ジェットストリームスタンダードと同様のリフィルである、「SXR-38」「SXR-5」「SXR-7」「SXR-10」を使用します。

 

出所:三菱鉛筆HP

 

「パーカータイプ」と比較すると安価であるので(参考価格:税込み110円)、ランニングコストを安く抑えることができますし、入手性も高いです。

 

 

実は、ジェットストリームプライムには、回転繰り出し式シングルもあります。しかし、ノック式を愛用しているのは、繰り出し式シングルでは「パーカータイプ」のリフィルを採用しているからです。

 

出所:三菱鉛筆HP

 

繰り出し式シングルのリフィルは参考価格が税込み660円なので、6倍の価格となっています。

 

長期間愛用することを考えると、ランニングコストが安いということも大きな利点となるのではないでしょうか!

 

 

謎の宝石について

最後に、クリップ根元についている謎の宝石についてお話します。

 

ジェットストリームプライムノック式シングルには、クリップの根本に謎の宝石がついていて、これがダサいというレビューがかなりあります。

 

私も宝石はいらないと考えていたため、購入後どのように処理しようかと悩みました。

 

結論としては、宝石をカッターで切り落とし、断面を黒マジックで塗りつぶすことでかなりきれいになりました!……が、カッターを用いるため、怪我やボールペン本体を傷つけるといったことも予想されます。なので、これをやるかどうかは自己判断でお願いします。

クリップ根元の宝石を取った状態

 

おわりに

いかがだったでしょうか。

私が愛用しているジェットストリームプライムノック式シングルの魅力が、皆さまに少しでも伝わったなら幸いです!

 

ご覧いただきありがとうございました!

 

 

 

www.mpuni.co.jp